仕事の撮影で訪れた重要文化財 安藤家住宅(国指定文化財)の紹介。
安藤家住宅は約300年前の建物で、国の重要文化財に指定されています。
江戸時代は西南湖村の名主を務めた旧家で、現在まで一度も火災に合うことなく、往時のまま保存されているそうです。

母屋部分の屋根は分厚い茅葺き屋根です。

入り口を入ると大きな鯉のぼりが飾ってありました。
山梨県郷土伝統工芸品でもある甲州鯉のぼりです。今でもその技術は受け継げれています。

名主の家だけあってとても立派な梁が見えます。

当時のままというわけではありませんが、囲炉裏も残っていました。
火の神様が宿ると信じられていた自在鍵も下げられています。

母屋の奥には居間もあったようです。
奥に鯉のぼりの鱗が見えます。鯉のぼりがどれだけ大きいか雰囲気がつかめますかね?

こちらは奥座敷となり、家の主人が客を迎える正式な場所だそうです。

奥座敷は広い日本庭園が望め明るく風通しもよく、家の中で一番上等な部屋と説明にありましたが、確かに美しい庭が一望できます。

庭の真ん中には樹齢350年を越える立派な黒松がありました。
ここには明治期に取り付けられた避雷針があるので「避雷針の松」と呼ばれているようです。
その存在感は圧巻です。

母屋、奥座敷を抜けて行くと一番奥に今回撮影でお借りました茶室があります。
カメラマンが商品をサムネイルに合わせてセッティング中。

この日は夏に向けての商品撮影。埼玉の伝統工芸品である秩父ちぢみの座布団や東京で作られている風鈴などのイメージを撮影できました。

茶室からも新緑の美しいお庭が見えます。紅葉が多かったので秋、赤く紅葉が色づいてきたらまた綺麗なのではないでしょうか。

のんびり観光するにはいいスポットですよ!

重要文化財 安藤家住宅(国指定文化財)
住所 | 山梨県南アルプス市西南湖4302 |
電話番号 | 055-284-4448 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
定休日 | 火曜日(12月27日~翌年1月7日) |
駐車場 | あり |