北口本宮冨士浅間神社　初申祭（はつざるさい）

5月5日は北口本宮冨士浅間神社の「初申祭」。偶然河口湖方面にいたので訪れてみることに。
杉並木が素晴らしい参道をうっかり「正中」を歩かない様に進みます。さすがに郡内。木陰に入ると肌寒いぐらいです。

さて「初申祭」とは同神社社記によると、孝安天皇の御代に雲霧に包まれていた富士山が姿を現したその年が庚申（かのえさる）だったため、古くから申の年、申の日を縁起として豊穣を祈る祭礼が行われるそうです。
境内には「見ざる言わざる聞かざる」の三猿が奉られ、その前には供物が備えられていましたが、その中にこんもりと盛られたバナナが・・。

本殿正面では北口本宮冨士浅間神社神楽舞保存会による冨士太々神楽舞が奉納されていました。
この初申祭では、神社の祭典の中では唯一12座ある舞を全て奉納すようですが、到着したときに何番目の神楽を舞っていたのかわかりませんでした・・。
この冨士太々神楽舞は山梨県指定無形民俗文化財に指定されている神楽なのです。

模擬店や餅つき大会、スタンプラリーなど催し物も多数開催されているようで、境内は多くの人で賑わっていました。
お餅、ありがたく頂戴しました。

境内には吉田の火祭りに使われる神輿が展示してあります。赤冨士を模した神輿は約1トンにもなるとか。
ニュースではよく見ますが、本物を見たのはこれが初めてというか・・、山梨にいながら吉田の火祭りはまだ一度も見たことがないのでした・・・。
こ・・今年こそ？