日本の国蝶であるオオムラサキを展示・飼育している北杜市オオムラサキセンターの紹介。
山梨県ではniauhausの事務所がある笛吹市などでも見る事が出来るため、オオムラサキが国蝶という事を知っている方もいると思いますが、都心に暮らしの方は実物を見た事がないかもしれませんね。
オオムラサキセンターのホームページからオオムラサキについての説明を引っ張ってきました。
オオムラサキは、昭和32年に日本昆虫学会において、世界に誇る日本の代表的な、格調高い華麗な蝶として国蝶に決まりました。オオムラサキは、羽を広げると10センチ以上になる大型のタテハ蝶で、雄は羽の表側が美しい紫色に輝き、雌ではこの紫色の輝きがありません。 成虫は6月下旬~7月下旬にかけて羽化し、国内では北海道から本州、四国、九州に、国外では中国、ベトナム、台湾、朝鮮半島に分布しています。
写真の蝶は紫色の輝きがないので雌ですね。
館の中は長坂周辺で採取できる生き物の展示もしていました。
フナやハヤ、メダカなどの魚や
作り物みたいに綺麗なモリアオガエルやアマガエル、ザリガニや沢ガニなど色々。
また剥製や昆虫標本を使い、長坂の森林などを再現した自然展示もありました。
入口には大きなニホンカモシカの剥製が我々を見下ろしておりました・・。
枯れ葉や木の上、土の中など隠れている動物や昆虫がいっぱい。
こんな所で動物たちは暮らしていのだと分かりやすい展示ですね〜
木の上には飛膜を広げたムササビがいます。
歩みを進めて行くとオオムラサキの生態などを展示したコーナーが。
日本各地や世界から集められたオオムラサキの標本。
雄は生きているときの羽根の鮮やかさは目を見張る物がありますが、標本だと少し色があせてしまっています。残念。
その他にも日本や世界で集められた様々な昆虫の標本が並びます。
スタッフは子どもの頃から昆虫やは虫類が結構好きなので、珍しい昆虫が見られてなかなかに楽しかったです。
夏休み期間中という事もあり、特別展時や昆虫を作るワークショップなどもあり、館内は親子連れで混んでいました。
いや〜モルフォのが展示してあったのですがRGBで写真を掲載できてよかった〜
CMYKに変換してしまうとこの美しい青の輝きは褪せてしまうので。
特に男の子たち(お父さん含む)を夢中にさせていたのが、世界の珍しいカブトムシ・クワガタの展示。ヘラクレスオオカブトやオオクワガタなど男子たちが興奮気味に見入っていました。
更に奥へと歩を進めて行くと、オオムラサキを飼育、繁殖している森林科学館が見えてきます。
長坂の自然の一部をそのまま建物内に再現した作りになっています。
中は遊歩道が整備してあり、歩道からオオムラサキを観察できるようになっています。
こちらはさなぎの抜け殻。結構大きい!
こちらは卵。これもなかなかに大きいですね。オオムラサキ自体が大型の蝶なので当然か〜
残念ながら時期が少し遅かった事もあり、雄の蝶や羽根の状態が良い個体を見る事は出来ませんでしたが、スタッフは結構子どもに混ざって楽しみました。
またオオムラサキセンター周辺は自然公園にもなっていて、ビオトープのような自然循環形の池などがあります。
とんぼやメダカなど、生きた昆虫や魚類などを見たり捕まえたりできますよ。
最後にオオムラサキセンターの復活したと言う名物のイナゴソフト。いかがですか?
スタッフは遠慮申し上げましたが、心臓の強い方、是非とも食してみてください。イナゴ自体の佃煮はおいしいですよ。
オオムラサキセンターは上から見ると屋根がオオムラサキが羽根を広げた姿になっているのですよ〜
北杜市オオムラサキセンター
住所 | 山梨県北杜市長坂町富岡2812 |
電話番号 | 0551-32-6648 |
営業時間 | 8:30~19:00(最終入館18:30) |
定休日 | 月曜日 夏季無休(7月下旬~8月) 12月28日~1月4日(特別開館あり) |
駐車場 | あり |