山梨市の国登録有形文化財になっている根津記念館の紹介。
甲州財閥を代表する実業家で東武鉄道や南海鉄道創立に尽力したことで有名な根津嘉一郎の実家となります。
写真は国登録有形文化財の長屋門。小さい頃はどの金持ちの家だと思っていましたが、そりゃデカいわけだ。プチ情報としてJAFに入会していると入館料が50円割引になります。
向かって右側が迎賓館的な目的で作られた「青山荘」、左側が「旧主屋」となります。
青山荘の入口からは中庭が見える仕組み。渋い。
青山荘は当時の物ではなく残された図面・現在していた基礎を基に再現されています。
こちらは応接室でしょうか。椅子などは最近の物のようですが立派です。
建物内は全て窓が開け放たれて開放的な雰囲気。庭に笛吹川を再現してしまうという財力。鉄道王恐るべし。
青山荘から中庭を挟んでみる旧主屋。
根津記念館では施設貸出を行っていて、茶室などを利用することができます。
また行事や催し物なども行っており、今月17日に中秋の名月のお茶会を開くそうです。ライトアップされた根津記念館はさぞかし幻想的なことでしょう。
変わってこちらは旧主屋の玄関。
奥には大きな象牙で作られた鷲の置物が。
青山荘側から見た旧主屋。2階建てなのです。趣がありますね。
こちらは生活スペースだったらしくお風呂場や
こちらは旧主屋の勝手口。勝手口といっても家の玄関より広い・・。
niauhausの事務所より遥かに広い台所(でっかいかまどが2台もあります。何人の使用人がいたのでしょうか・・。)。
また地下には大きな貯蔵庫も。
こちらの旧主屋は映画「スペック」の撮影でも使われたそうです。知らなかった・・。
母屋の2階。
長い廊下からは
広い中庭を愛でることができます。仕事に疲れた嘉一朗も眺めたのでしょうか。
我が家がスッポリ中庭に入ってしまいそうな広さだ・・・。
根津記念館にはピンク色の曼珠沙華が咲くという話を聞いたのですがすでに花は終わってしまいました。
代わりに白や赤の曼珠沙華が咲いていました。
中には水路や池があり、とても涼しげ。
旧主屋からつながっている3階建ての土蔵。根津嘉一郎にまつわる品が展示されています。
根津嘉一郎は山梨県内全ての学校にオルガンやピアノを寄贈したことでも有名です。
当時の物でしょうか、オルガンが展示されていました。
玄関を出るとたわわに実ったザクロが。記念館の職員さんが「庭にある大きなイチョウにも銀杏がなっているので、秋採りに来てくださいね。」と話しかけてくれました。今年の銀杏の実は例年より大きめなのだそう。
この銀杏の木は道路からもてっぺんが見えます。この銀杏の木のてっぺんが黄色く紅葉する頃、庭園の紅葉も赤く色付くそうなので目安にしてみてくださいと親切に教えてくださいました。
こちらは根津嘉一郎の生涯をパネルなどで紹介している展示棟「八蔵」。企画展なども行われます。
また小さなスペースにはなりますがミュージアムショップもあります。飲み物も販売しています。
数奇ものともいわれた根津嘉一郎の豪華な生家、ぜひ見学して頂きたいものです。
根津記念館
住所 | 山梨県山梨市正徳寺296 |
電話番号 | 0553-21-8250 |
開館時間 | 9:30〜16:30(16:00受付終了) |
入館料 | 大人/300円 高校生/200円 小・中学生/100円(JAF割引あり) |
定休日 | 月曜日 |
駐車場 | あり |